今年の振り返り

 

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残ってる課題とか諸々のことしようと思っても手につかないし、一年の振り返りに関するまとまった文章でも書こうと思ったところ、ここが一番ふさわしいだろうということになった。おもくそ放置していたけど。月単位で勉強したこととか振り返ろうとしたけど記憶が吹き飛んでいる個所がある。まぁしかたない。

結局今年何したかと言われると、女児アニメ見て実験に苦しんでいろいろな領域をつまみ食いしただけで何か自分の技能として身に着けたことはありますか、と言われると答えに窮するというのが本当のところかもしれない、とここに書いていて悲しくなってしまった。

2018年は終盤にプリパラとかいうバケモンアニメに出会ってしまったのが一番大きな出来事だったかもしれない。もっと早く観ておけばよかった。

学問の方向でいうとかじったものはコンピュータアーキテクチャとか電子回路とか固体物理とか光学とか電子工作とか機械学習とか制御とかデバイス系とかC++とか実験に関する細々とした技能とかまぁ色々挙げることはできるけど使い物になるくらいの知識があるかと言われると(略)。

一月

深夜コンビニバイトとかいう虚無バイトを12月で退職して自由の身になったものの学科の二月まで続く期末試験に襲われる。

電デバの内容は結局夏学期開講の半導体バイスの勉強をしたときに何とか拾った(拾えてないかもしれない)。

 

 信号解析とか電磁気とか手法5とか生命科学概論とかエネ工とか回路理論とかまぁいろいろ頑張ったなぁというかんじで懐かしい。

プログラミング基礎演習の最後にやった音声処理の入門の入門(独立成分分析を用いた音声の分離)はテストが終わった後にゆっくりとできたので結構よい精神状態で取り組めたし面白かった。(これは多分二月)

二月~三月

生産的なことをした覚えがない。

一応前々から積んでいたこれ↓とか

 

リーマンの数学と思想 (リーマンの生きる数学)

リーマンの数学と思想 (リーマンの生きる数学)

 

 これとか↓

メタ倫理学入門: 道徳のそもそもを考える

メタ倫理学入門: 道徳のそもそもを考える

 

 ずいぶんと前から積んでたこれ↓とか

量子論の基礎―その本質のやさしい理解のために (新物理学ライブラリ)

量子論の基礎―その本質のやさしい理解のために (新物理学ライブラリ)

 

 

読んでいたのはこの辺の時間だった気がする。めちゃくちゃ面白かったので(メタ倫理学入門の方は同意しかねる内容も多々あったが)内容は結構よく覚えている。 それ以外にも30講シリーズとかを流し読みした。固有値問題30講は前半だけでもめちゃくちゃ良書だったので(おそらく誤植見つけたけど)また読み直したい。後半は関数解析だったので自分には縁がない問題かもしれない。(概論的には量子力学に関する、シュレディンガー的な微分方程式の捉え方とハイゼンベルグ的な無限次元行列の捉え方がヒルベルト空間上の作用素の問題として統一されるんだな、というのが結構実感できた気がする。実力がないので中身を伴って理解できたとは言えないと思うが…)

集合への30講とか位相への30講とかも読んだけど割と雑に読んでしまったのであまり覚えていない。

 

固有値問題30講 (数学30講シリーズ)

固有値問題30講 (数学30講シリーズ)

 

 

 

「リーマンの数学と思想」は数学の哲学の入門としてもすごくいい本だし、大学の数学をかじった人なら誰が読んでも面白いはず。近代数学の勃興の中で生じたリーマンの思想を豊富な文献の裏付けから導く良書です。数学が前近代数学から近代数学へと脱皮する中で「数学的な実在」に対する概念のドラスティックな変革があった、というのがこの本の中で繰り返し強調されている主張の一つなのですが、その語り口が非常に生き生きとしていて本当に読んでいて面白い本でした。

「メタ倫理学入門」はその名の通りメタ倫理学という枠組みを使って倫理について考えることができる良書です。例えば倫理の実在について考えたり(ここで実在ってなに?と問うてもよい)いわゆるwhy be moral? について考えたり、そういうことに少しでも興味がある人は絶対に読んで損しない本です。(しかし「~~と感じるような心は無視できないのではないだろうか」みたいな記述が気にいらない。そういうどうとでも変わりうるお気持ちって議論に値することなのだろうか…)

量子論の基礎」は前提知識をほとんど仮定せずに可能な限り一般的な量子論の枠組みを解説する教科書。練習問題もある。(が、電気系学科において役に立つかというとまぁそういう系の教科書ではない。そういうのを期待してるなら小出か猪木川合の方が適している。)

あとはこれ↓とか(タイトルがダサいけど量子重力理論の概説書としては結構面白かった)

 

すごい物理学講義

すごい物理学講義

 

あとなんか数学の面白い小話がたくさん載ってる面白い本を読んだけど題名を忘れた()

 

それ以外はFGOのバレンタインイベを走ってアイカツ1stシーズンとアイカツスターズリアタイで時間が溶けた気がする。あと二月の終わりにアイカツ武道館行ったのは覚えてる。

アイカツ武道館で初めて武道館行ったけどピンチケでアホみたいに盛り上がった記憶がある。一日目のゴシックメドレーが一番好きだった。無印もスターズもフレンズも好きな曲がゴシック系に固まりすぎてる。ゴシック世界一すき。ていうかユリカ様がすき。(小学生並)

アイカツ関連でいうとアイカツアニONと芸カに参加した。アニONは武道館直後でめちゃくちゃ盛り上がってた思い出がある。新木場まで行って本当に新木場はageha以外に何もないんだなぁということが分かった。(小並感)

芸カは凛まど本が手に入ったので行ってよかったというのは覚えてるけど直後に原因不明の高熱に一週間くらい悩まされたのが記憶に残ってて戦利品はあまり覚えていない。

読もうとして投げたままにしてある本も結構ある気がするけど思い出せないので省略。

四月

新学期が始まって本郷に通うようになった。とにかく水曜日が雨だったのとP実験がつらかったこと以外の記憶がない。P1実験で電子工作の常識とかTeXとかグラフソフトとか諸々の常識が欠落していることを思い知ったけどレポートの期限はなぜか実験後一週間だし毎週鬱病になってた。勉強はあまりできていなかったと思う。

アイカツフレンズが始まって最初見たときはこのアニメ大丈夫かなって感じだったけど今めっちゃおもろいです。湊みおっていう人と白百合かぐやっていう人が何から何まで最高ですね。あとよりもいとかいうアニメを一気見した記憶がある。こーれまじで神アニメだったから全人類視聴するべきまじで。

五月

五月祭があったらしいけど特に何もしなかった。物理工学科の授業行って理論が緻密だなぁ(小)とかやってたらスピンの合成とか熱力学変数の統計力学的見方とかなにも身につけることができなかった。固体物理は、群論とかいうの数理手法5でやったし(震え声)って言ってたらよくわかんなくなってた。

六月

本当に記憶がない。A実験とかやってそう。アナログ回路実験が厳しかった。控室が楽しかった。22の誕生日があったらしい。人生大丈夫か?授業に関しては高木先生と竹中先生かっこいいなぁ(こ)とか思ってた。多分。

七月

周りの電気系とは違い物理工学科科目で単位を水増し(?)していたのでほぼ七月の早い段階で試験は全部終わるスケジュールだった(物理工学科の科目は前半に試験が集中しているため)。が、前半に物工の試験が固まっているにもかかわらず試験が始まるぎりぎりまで実験+実験レポートを片付けることができず(最後らへんはIP電話の実験だったのにGTK+にアホみたいに苦しんでた。)、加えて物理工学科の科目との向き合い方を多分に間違えていたので満足に勉強できていたとはいいがたい。物理工学科の遠征科目については、固体物理は良で量子力学統計力学は落としました…。(統計力学は単位が来た。)

何故かPCを買って何故か試験前にcivilizationを始めた。PCは今年買ってよかったものランキングで一位です。前のPCはコンセントにプラグを指しておかないと動かないACERの欠陥ノートPCでCPU;cerlone,ストレージ;HDDだったので誇張ではなく人権がなかった。後期実験前にPCを買い替えられて本当に良かった…。買い替えたPCは予算の都合もありlenovoのideapad720sでCPUはRyzen5 2500UでSSD512(256かもしれない…)GB、メモリは8GB 重量は1.2kgを切るのでどこにでも持っていけます。価格は9万ちょっと(今見たら当然めちゃくちゃ値下がりしてたので精神に悪かった)耐久性がなさそうなのが若干使ってて気になる。

八月

何故か謎のコネでアナログIC設計会社の手伝いをするとかいうトチ狂ったバイトを始めてしまった。まぁLTspiceをいじるだけの簡単なお仕事だったので知ってることも結構多く楽しかった。後半は電子工作(micro:bit)をしてお賃金をもらっていた。なんであれでお賃金もらえてたんだろう…。お賃金で独習C++とかリーダブルコードとか蟻本とかコンピュロとかSzeとかを買った。独習C++は2018年12月30日現在、14章のうち6章を進行中です(吐血)お盆休みに山梨に行ったりした。あとは毎週映画館で映画を見てた気がする。ペンギンハイウェイ、フリクリのんのんびよりザ・プレデター、MEGとかを観た。ザ・プレデターとMEGは割りと後悔した。あと芸カに行ってアイカツフレンズやっぱええなという気持ちになってた。(これ七月じゃね?)(一部九月の記憶が入り混じってる)

 

 

 

リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice)

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プログラミングコンテストチャレンジブック [第2版] ?問題解決のアルゴリズム活用力とコーディングテクニックを鍛える?

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コンピュータアーキテクチャ (電子情報通信レクチャーシリーズ)

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半導体デバイス―基礎理論とプロセス技術

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  • 作者: S.M.ジィー,S.M. Sze,南日康夫,川辺光央,長谷川文夫
  • 出版社/メーカー: 産業図書
  • 発売日: 2004/03/01
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九月

九月って学校始まるイメージあるけど26日までバイトだったのでほとんど八月と変わらなかった。そういえばFGOは夏イベもネロ祭りもあまり走らなかった気がする。

十月、十一月、十二月

 記憶がない。ハロウィンはアイカツアニONに行った。芸カもあって結構戦利品があった。実験が始まってるはずなのでMOSFETのVI特性とか測ってたり電力の理想的な配分を求めたりoctaveと戯れたりモーターを回したりIoTシステムを作ったりしてたはず。金曜日の授業がぬるすぎたのでびっくりしてたはず。あとはクラなんとかクロなんとかとかいう関係式が強そう(こ)っていうのが一番記憶に残ってる。あとは冷え込んでくると授業出席難易度が指数関数的に上昇してびっくりした。実験だけは絶対に出席してたのでn限の出席率は気温をパラメータにしたフェルミ分布関数みたいになった(気温が高いとフェルミ準位付近はボケて1限出席率もまぁまぁあるけど気温が下がったらステップ関数的になった)

それとコースで本格的に授業が分かれ始めたのでH川さんとH田さんとN幸さんの優秀さを目の当たりにしてこれが大学の上澄みなんだなぁ(こ)という気持ちを毎日抱いていた。あとはフォトニクス実験一緒だったS君が優秀だなぁ(こ)という感じだった。期末試験は知らない。

後期実験は全体的にまとめると情報系の人たちはガンガンいろいろな実装の経験を積んでいる一方で電気系の実験はすぐに終わる測定をして無限にデータ解析に時間を溶かすという実験だったので謎の焦りを覚える毎日だった。

記憶がないとか言ってたが11月とかに何をしていたか今思い出した。プリパラ無印を一挙に視聴したので現実の記憶が希薄になっていたらしい。プリパラはマジで神アニメなので見てください。ハズレ回がマジで一話もないし特に3rdシーズンの重みは時間をじっくりかけられる女児アニメの良さを十二分に引き出せていたとしか言いようがないほどの傑作。CGも曲も大好きです。

あとは将太の寿司喰いタンミスター味っ子を読破するとかいう世界一もったいない時間の使い方をした。死にたい。 

 あとは「来る」とかいう映画を見た。柴田理恵って彼女の宗教的に祈祷師の役やって大丈夫なんか…?

なんかむしゃくしゃして本をたくさん買った気がするが覚えてるところではCPUの創り方とか(まーじでこの本ディジタル回路の前に読みたかった)

 

CPUの創りかた

CPUの創りかた

 

 

 きまぐれで買ったこれ↓とか(駒場のノスタルジーを味わった(駒場から離れて一年たってないけど))(サンデーのサイトで無料で結構読める)

漫画学科のない大学 (1) (サンデーうぇぶりSSCS)

漫画学科のない大学 (1) (サンデーうぇぶりSSCS)

 

 これ↓とか(小澤さんかっこよすぎる)(書かれている測定に関する思想の内容はよくわからん)

 

量子と情報 ―量子の実在と不確定性原理―

量子と情報 ―量子の実在と不確定性原理―

 

あとはこれ↓とか(世界一わかりやすいディープラーニングの入門書)

 

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

ゼロから作るDeep Learning ―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

 

 

 

 あとは図書館で借りた本だけどベル研の本がめちゃくちゃ面白かった。電気系なら読んでおいて損はない。すぐ読めるし。電気系学部で習うものの半分くらいはベル研の発明です(たぶん)とか言われたらなんか面白そうじゃないですか。

世界の技術を支配する ベル研究所の興亡

世界の技術を支配する ベル研究所の興亡

 

 

そういえばこの時期に本屋に行ったらこれ俺の専門方向と関係ないし買わない方がいいんじゃねっていう心の声が思ったより大きくてびっくりした。つまらない人間になった。

 

 

 

 来年に向けて

来年はいよいよ研究が始まるのだが不安しかない(卒論って研究に含まれますよね?)(研究の体をなしたものをしたい)。研究室次第でテーマの方向も決まると思うけど漠然とポストムーアにおける情報処理デバイスみたいなところでデバイスの発展に貢献するか、それかもう少しシステムまでよってもいいからなんかムーアの法則が行き詰っているこの時代(あるいはもう少し先の時代)ならではの研究に貢献したい(これだけだとざっくりしすぎてmore mooreなのかmore than moore なのかでもはっきりしたほうがいいのではと思わないでもない(more moore ってGAA以外になにかあるのか))というのが現在の気持ちの説明としては一番妥当だと思うので、そういう研究に少しでも触れられたらなぁと思ってる。今興味あるのは光回路を用いた機械学習とスピンエレクトロニクスを用いたトランジスタだけどTwitterで拾った以上の情報を持っていないので完全なニワカ野郎でしかない。

あとは院試が控えてるけど普通に爆死しそうなので春休みから勉強をしたい。数学がうんちなのでまともに数学の問題が解けるようにリハビリしないといけない。線形代数とか微分方程式とか。そのほかの専門の知識もいうてうんちなので早めに見直さないとダメそう(研究室配属が希望通りいくかも不安だし)

全然関係ないけど来年に向けてということで、大学入学以来ずっと思い知らされてきたけど本当に通学時間とかいうので可処分時間を奪われるのが虚無なので来年こそは大学の近くに引っ越したい。足立区とか北区とかでもいいので。顔見知りならシェアハウスとかでも(俺は)全然かまわない(相手の方が嫌になる確率は高そう)のでとにかく引っ越したい。

来年を越えてもっと将来的にはメーカーっぽい進路しか残ってなさそうな感じになってるがJTBC(Japanese Traditonal Big Campanies)に飼い殺しにされて成長できず大企業での処世術にばかり詳しくなった挙句に一番市場価値のない年齢でリストラされるみたいな感じで人生詰みたくないので他の逃げ道も確保しておきたい。逃げ道なんて今から作れるのか…?

見返してみると勉強したことなんてほとんど書けてないし、というか一年で何も学んでいないのでは…?と思わないでもない。こんな感じで来年も生きていくしかないので鬱病にならない程度に生存していきたい。